越前そばの本場、福井にはたくさんのお蕎麦屋さんがあります。なかでも、福井市の繁華街にある天籠さんは、深夜2時まで営業している本格十割蕎麦の蕎麦屋というのが個性的です。営業時間が18時から深夜2時までということで、お昼営業はしていません。
蕎麦はしっかりと蕎麦の香りがしています。蕎麦だけ食べても十分においしいです。深夜の蕎麦の店でこのレベルの高さは特筆モノですね。
出汁は、辛味しぼり(大根おろしのしぼり汁)、くるみ出汁、出汁(透明です)の3つの容器で別々に提供されますので、好みの味付けにできます。ネギなどの薬味も別皿なので、蕎麦は単体でも楽しむことができるのがうれしいです。
室礼が和食のお店で、天ぷらも人気のようですね。蕎麦だけならとても良心的な価格です。量も意外に多く、このクオリティで1100円なら文句なしですね。
本日の 蕎麦は地元福井の掘内農産のものを使っていました。製粉も地元の製粉会社さんに依頼しているそうです。福井には蕎麦専門の製粉会社が数社あり、そのことは全国的にも珍しいくらいで、おかげで蕎麦の製粉技術が高いと言われています。
深夜だとファーストフード的な蕎麦屋しかないようなイメージがありますが、こんなに本格的な十割蕎麦を出す店があるなんて、越前そばの本場は懐が深いですね。
天ぷらと蕎麦 天籠(てんかご)
福井県福井市順化2-23-2
0776-29-1277
フェイスブックページから予約もできるのがいいですね。
https://www.facebook.com/天籠てんかご-101268037905590/
※当日の予約は電話のみ
このサイト(北陸の蕎麦食べ歩き)について
ご意見ご感想がありましたらこちらのフォームから送信ください。この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
※遠田幹雄公式ブログには「蕎麦カテゴリ」もあります。蕎麦好きの方は遠田幹雄BLOGの蕎麦カテゴリもご覧になってみてほしいです。
このWEBサイトと連携している蕎麦食べ歩き北陸のフェイスブックページにも蕎麦情報があります。
※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。