福井県福井市のカガセイフン(屋号は末吉製粉)は蕎麦専門の製粉会社さんです。越前そばの本場なので、なんといっても特徴は石臼で挽いた越前そばの上質な蕎麦粉。蕎麦名人を目指す人やプロのお蕎麦屋さんがこぞって蕎麦粉を買いに来る製粉屋さんなんですね。
そのカガセイフンさんが、手打ち十割蕎麦の通販をはじめました。
上記の写真が手打ち十割蕎麦をお取り寄せしたお蕎麦です。福井のそば打ち会の達人が打った蕎麦が生麺で届きます。
大根おろしは金沢市近江町市場の八百屋さん買ってきた辛味大根にしました。出汁はまったく使わず、使ったのは輪島のサクラ醤油です。鰹節は使いません。
いいですね、この組み合わせは。とてもおいしくておかわりして食べちゃいました。
緊急事態宣言で外出自粛期間中だっただけにお蕎麦屋さんに行けず、もんもんとしていましたが、おうちで本物の十割蕎麦が食べられるとは至福です。ふだんはあまり一緒に蕎麦屋に来てくれない家内ですが、この十割蕎麦は「おいしい、おいしい」とおかわりして食べていました。
取り寄せた12人前が数日でなくなってしまいました。なお、届くのは生麺の状態なので、届いたその日に食べきるのが基本です。うちは届いた日に食べきれなかった分を冷凍しておきました。冷凍しておくと1ヶ月くらいは大丈夫かなと思ってましたが1週間もしないうちに食べきってしまうとは想定外でした(笑)
上記の蕎麦は十割ですが、二八の粗挽き蕎麦もメニューに加わったみたいです。粗挽きということですが、意外に細打ちで、見た目は十割蕎麦とあまり変わりません。
よく見ると、粗挽きのほうは透明感がありますね。麺体の中に粒状の蕎麦の実がところどころ入っていて噛みしめると蕎麦の味がじわーと感じられます。
この「十割蕎麦」と「二八の粗挽き蕎麦」を食べ比べてみて思ったのは、やはり十割蕎麦の圧倒的な蕎麦感でした。
上品な細打ちで香りよし味わいよしの十割蕎麦がおうちで食べられるなんて夢みたいです。
蕎麦湯も濃くて塩っけがないので何杯でも飲めます。蕎麦湯だけでも冷凍して残しておきたいくらいでした。
【ご注意】カガセイフンさんは蕎麦屋ではないので、訪問してもそこで蕎麦を食べることはできません。蕎麦粉や手打ち蕎麦の取り寄せに適しています。
取り寄せはこちらです。
株式会社カガセイフン
〒910-0804 福井県福井市高木中央1丁目3004番地
電話:0776-54-0578 FAX:0776-54-4268
https://soba-sueyoshi.co.jp/
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【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
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※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。