外一(そといち)を十一(といち)という垣市(がいち)は丸岡産の蕎麦がうまいそば工房

ちがいがわかるがいち

福井県春江には福井空港があります。福井空港は定期便がない空港ですが、ときどき自家用ジェット機で越前そばを食べに来る強者の蕎麦好きの方もいらっしゃるとうかがいました。その福井空港がある春江には、垣市(がいち)という小さなお蕎麦屋さんがあります。2013年7月に自宅を改造してオープンしたお蕎麦屋さんで、そば工房を名乗るだけあって、そば教室もやっています。

この、そば工房垣市(がいち)の特徴は、地元の丸岡産の蕎麦を使い、蕎麦とつなぎの比率を十一(といち)にしていることです。
十一のそば

十一(といち)とは、蕎麦10に対して小麦粉(つなぎ)1という意味です。いわゆる九割蕎麦で、当サイトでは外一(そといち)と紹介している比率と同じです。

しかも、垣市(がいち)店主によると、つなぎの割合は10:1よりさらに少なくせいぜい5%程度だということです。ほとんど十割そばなのですが、ほんの少量のつなぎを入れるのは「喉越しをよくしたい」ということだそうです。この蕎麦の比率には店主の独自のこだわりがあるのでしょうね。

蕎麦は丸岡産の蕎麦を使っており、越前そばらしい太さの蕎麦です。信州そばよりは太めですが、太すぎず細すぎずという感じのバランス良い蕎麦です。出汁不要でおねがいしたら、粗塩を出してくれました。しかし、蕎麦だけで食べられる上質な味わいの蕎麦でしたので、粗塩も使わずに大盛り一枚をいただきました。いい蕎麦でした。噛んで味わう越前そばらしい旨味と喉越しのよさを両立したお蕎麦を堪能しました。いい仕事をしていますね。

小さい店なので6人掛けテーブルがひとつだけで先客と相席になりました。地元福井の女性二人です。その相席のお客さんから「福井空港は自家用飛行機で蕎麦を食べに来る人のためにある」という件をうかがったのです。いいお蕎麦屋さんが多い福井県ですが、蕎麦好きのファンも多いから成り立つのですよね。

ちなみに小上がりの和室部屋もありますので、最大では十数名は入ることができます。

蕎麦前と蕎麦の後

蕎麦が出る前には蕎麦を揚げたおつまみを出してくれました。蕎麦のあとにはきなこもちを出しれくれました。なんと親切なお蕎麦屋さんなのでしょうか。

おろしそばは500円(税込み540円)。大盛りでオーダーしましたが、たったの700円でした。普通盛りが540円で大盛りは160円増しという価格設定だそうです。昨年は蕎麦が不作で玄そばの値段が倍ほどに上昇しているという話を聞きますが、これだけ質の良い蕎麦を手をかけて出しているとほとんど儲けはでないのではないでしょうか。恐縮しながらも、ありがたくおいしくいただいてきました。

また食べに来たいと思います。ごちそうさまでした。

がいちショップカード

垣市(がいち)
福井県坂井市春江町江留中29-5-17
TEL 0776-51-6503
営業時間 11:00~14:00
定休日は火曜日
※駐車場は店の前に2台のみなのでできるだけ乗りあわせて来たほうがいいですね。

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