山猫は白山のふもと瀬女スキー場の近くにある蕎麦屋さんです。白山そば街道といわれるくらい蕎麦の名店があるエリアですが、とくに山猫は際立っています。なにが…というと蕎麦へのこだわりですね。
山猫さんの玄関にはこんな張り紙がしてあります。「本物の蕎麦をお求めの方だけ入店ください」基本的に蕎麦のみの店ですが、不思議なことにコーヒーも出しています。
しかし、コーヒーはランチタイム禁止。コーヒーの香りが蕎麦の香りをじゃまするからというのが理由です。おもしろい店ですね。
制限は他にも多く、以下の方は来猫(山猫への来店という意味)を控えてくださいと明記してあります。
・騒ぐお子様を自制できない家族連れ
・その昼食が別になんでもいいというような人
・あら探しばかりしている人
・場違いな行動を取る人
・自意識過剰な素人蕎麦打ち師
・蕎麦山猫を目当てに来たわけではない人、団体様
なかなか挑戦的ですが、蕎麦好きなら安心して入れます。
さて、本日の蕎麦は、福井県大野産の早刈り蕎麦の十割手挽きの蕎麦です。手挽きだけあってぷりぷり感があります。香りも立っており噛んで旨さを楽しめる手打ち十割そばなのでうれしいです。おろしそばをオーダーしましたが、大根おろしの絞り汁だけで十分においしくいただきました。(出汁は使いませんでした。)
この日は寒い雪の日で、食後のそば湯のあたたかさが身にしみました。このそば湯がどろっとしてまたうまいんです。
山猫の蕎麦湯を出す器もオリジナル。風情がありますね。
この日は雪の降る寒い日でしたが、それもまた風情がありました。
蕎麦 山猫
〒920-2331 石川県白山市瀬戸寅132−4
076-256-7830
営業時間11:00~15:00 ※売り切れ次第終了
定休日は毎週水曜日と第1・3・5火曜日
このサイト(北陸の蕎麦食べ歩き)について
ご意見ご感想がありましたらこちらのフォームから送信ください。この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
※遠田幹雄公式ブログには「蕎麦カテゴリ」もあります。蕎麦好きの方は遠田幹雄BLOGの蕎麦カテゴリもご覧になってみてほしいです。
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※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。