2016年にオープンした「蕎麦処 樹樹」。地元で栽培した在来種(八尾大長谷)の蕎麦を石うすで挽き、手打ちにして提供しています。 地元の人たちの力を借りて栽培し、自然乾燥した、昔ながらのやり方で作った田舎の蕎麦。
やっと来店できました。
ちょうど新蕎麦に切り替わったところでした。
メニューはシンプルで、基本ざる蕎麦のみ。天ぷらなどもありましたが、蕎麦だけを食べたい派としては、「ざる蕎麦」しか選択肢なしでした。(おろしそばというメニューはありません)
しかし普通のざる以外に「すずしろ辛味大根しぼり」という変わったメニューが気になり尋ねたところ、
「大根おろしのしぼり汁」と「かえし(醤油)」でつけて食べる形式だとか。
ざるそば 700円
ざるそば(すずしろ辛味しぼり) 750円
※大盛りはプラス250円
オーダーしたのは、「すずしろ辛味大根しぼり」ざるそばの大盛りです。ちょうど1000円になります。(税込み価格です)
このざるそばは普通のざるそばと違います。「すずしろ辛味しぼり」は、大根おろしの絞り汁にかえし(甘醤油)を適量入れて、つけ汁にして食べる蕎麦なんです。
これ、最高でした。
大根おろし汁、かえし、田舎風蕎麦。これがとてもよい組み合わせでした。
大根おろしの辛さもほどよいです。
まずは蕎麦だけの香りを楽しんだあとに、蕎麦だけを数本たぐって食べます。旨い蕎麦です。
そして、大根おろし汁だけにつけて食べてみます。ずずっと食べられるし、辛味がおいかけてくるのがたまらないです。
そのあとに適量のかえしをいれます。このかえしはわりと甘みが強いので、少しづつ入れて好みの味になるように調整するのがよいですね。
このように、大根おろしの辛味をベースに、かえしの醤油の旨みと甘さを加減できるので、個人的にはベストな提供方法です。
蕎麦自体もとてもクオリティが高く、香りよし味よし。細めに切ってありますが、麺体は田舎そば風で噛みごたえが十分にあります。喉越しもよく、自分としてはかなりツボにはまるおいしさでした。
美味しかった。
昨日から新蕎麦ということでしたが、ヒネ蕎麦(熟成された蕎麦、昨年より前の蕎麦)も食べてみたいと思いました。
また来ます。
樹樹(じゅじゅ)
富山県富山市古沢302
営業時間 11:15~15:00(無くなり次第終了します)
定休日 水曜日
お店の場所はファミリーパーク(富山の動物園)のすぐ横というあたりなので初めてでもわかりやすいところにあります。駐車場も広くてとめやすいです。
人気店なのでお昼の12時前くらいだと順番待ちになるようです。本日は11時40分にお店に着きましたがすでに満席で、ウエイティングリストの4番目でした。
このサイト(北陸の蕎麦食べ歩き)について
ご意見ご感想がありましたらこちらのフォームから送信ください。この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
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※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。