石臼挽き十割の蕎麦を自家製粉で出している数少ないお蕎麦屋さんが、金沢の村田屋さんです。
今日の十割蕎麦は福井県丸岡産。香り高く美しい蕎麦です。
昨年まで裏メニューだった「おろし汁そば」が定番メニューになりました。呼び名は少し変わって「おしぼりそば」ですが、黒板書きされています。ちゃんとした表メニューになっているのがうれしいですね。
「おしぼりそば」は、冷たい蕎麦をおいしく食べることができるメニューです。
「おしぼりそば」の「おしぼり」とは、大根おろしのおろし汁を意味しています。蕎麦と大根おろしはとても相性がいいのですが、「おしぼりそば」では大根おろしの絞り汁だけを使います。その大根おろしの絞り汁と自家製の醤油かえしをブレンドしたものがおしぼりそばの専用ダシです。
一般的な「おろし蕎麦」との違いは、ダシを事前に蕎麦にぶっかけしていないことです。ざるそばのように、蕎麦をダシにつけて食べる「つけ麺方式」で食べるのが基本です。
シンプルに大根おろしの辛さと蕎麦の旨みのマリアージュを味わうことができる逸品です。
村田屋 (いしうすびきてうちそば むらたや)
076-231-6900
石川県金沢市諸江町上丁307-15
営業時間 11:00~22:00(LO21:30)※定休日は火曜日
このサイト(北陸の蕎麦食べ歩き)について
ご意見ご感想がありましたらこちらのフォームから送信ください。この「蕎麦食べ歩き北陸」というブログは遠田幹雄が一人で写真を撮影し主観で記事を書いています。
【特徴と傾向】本人は蕎麦好きのベジタリアンで肉と魚を食べません。鰹節が苦手なので蕎麦屋ではできるだけカツオ系は外してもらっています。鰹が強いダシは香りが強すぎて苦手なため、鰹が効いた出汁は使いません。大根おろし汁で食べるおろし汁蕎麦が一番の好みですが、醤油系のかえしや塩だけで食べる蕎麦も好きです。また、蕎麦は太めで香り高いものが好きで、蕎麦の香りをじゃまするような種物はあまり一緒に注文しません。
そのような理由から、このWEBサイトの写真は「鰹節なし」「ダシなし」の蕎麦だけのものが中心です。偏った情報に見えるかもしれませんがご容赦願います。
2015年2月に蕎麦鑑定士4級になり、2018年3月には蕎麦鑑定士1級に認定されました。1級認定まで4年かかりましたがよい勉強をさせていただきました。今後も趣味として(食道楽として)の「お蕎麦の研究」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。
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※遠田幹雄は株式会社ドモドモコーポレーションの代表取締役です。