亀屋の十割そばは粗挽き細打ちの田舎そばです

この記事は蕎麦鑑定士のレポートとして書いた内容です。

【食味体験の感想、お薦めしたい部分】
石臼で自家挽きしているお蕎麦屋さんは石川県内ではそれほど多くありません。数少ない石臼挽き自家製粉のお蕎麦屋さんのひとつが、かほく市の亀屋です。

亀屋の蕎麦は信州産。長野県黒姫産の玄蕎麦を農家から調達し通年冷蔵保管することで品質を保っています。玄蕎麦は粗挽きや細挽きなど数種類に挽き別けており、せいろや更科、田舎そばなどそれぞれ挽き方が違わせているのが特徴です。

8月1日、真夏の昼下がりに亀屋で田舎そばをいただきました。

亀屋の田舎そばは十割そば

亀屋の田舎そばは十割そば

今日は田舎そばをいただきました。田舎そばは亀屋の蕎麦メニューの中で唯一の十割そばです。田舎そばは蕎麦の甘皮を挽き込んだ粗挽きで、黒々として荒々しい印象のとおりガツンと蕎麦の旨みが感じられる蕎麦です。

亀屋の田舎そばは香りがいいです。まずは蕎麦本来が持っているいい香りを楽しんでから、蕎麦だけをひとくちいただきます。細めに仕上げた麺ですが、噛みごたえもあります。田舎そばを好むのは、せいろのようなツルツルっという食感よりも、少しボソボソっとしても荒々しさとともに蕎麦本来の味わいを楽しみたいからです。

亀屋の田舎そば

亀屋の田舎そば

ひとくちふたくちと蕎麦をたぐり噛むと、旨みとともに蕎麦のいい香りがまた感じられます。亀屋の田舎そばは、よく噛んで味わう十割そばを好む人におすすめです。信州そばらしい美しい細打ち麺なので、固めの麺はちょっと、という方でも大丈夫でしょう。よくできた蕎麦です。

香りよく、噛んで味わう十割蕎麦なら亀屋の田舎そばがいいですね。蕎麦の微妙な香りを楽しみたいので、出汁は使わず塩でいただきました。

亀屋のそば湯

亀屋のそば湯

そば湯もうまい
今日は午後2時ころに来ました。この時間帯は昼のピークを過ぎているので蕎麦を茹でる釜にはたっぷりと蕎麦の旨みが凝縮されたそば湯が残っているはずです。この濃いそば湯を飲みたくて遅めの時間帯に来ました。

濃厚なそば湯は旨い。蕎麦の香りも感じられ旨味も凝縮しています。ダシは入れずにそば湯だけをふーふーしながらいただきました。たっぷりとそば湯をいただきごちそうさまです。

なお、この亀屋店主の西川氏には二人の息子さんがいて、ひとりは亀屋店内で働いており、もう一人の息子さんは金沢市で亀平という蕎麦屋をやっています。亀平の蕎麦粉は亀屋で挽いたものを使っています。

亀屋の外観

亀屋の外観

ミシュランガイド掲載店

【こうしていただけたら、うれしいという、お店への提案】
かほく市を代表する石臼挽きの手打ち蕎麦屋が亀屋です。蕎麦は旨いし、居心地はいいし、BGMはJAZZが静かに流れているのでいうことありません。
もしも、リクエストを聞いてもらえるなら、田舎そばに太麺も選べるようにしてもらえるとうれしいですね。太麺なら蕎麦の旨みをもっとガツンと感じられるのではないかと期待しています。

【食味体験をした日時】
2014年8月1日(金)14:00

【受講生のお名前と読み】
遠田幹雄(とおだみきお)

【受講生のご住所】
石川県かほく市木津ロ64-1

【サイトに発表する際のハンドルネーム】
どもども遠田

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【食味体験をした店名】
石臼自家挽き蕎麦 亀屋(かめや)

連絡先(TEL)

【店の電話番号】
電話 076-283-0866

【店の住所】
石川県かほく市白尾ハ6-1

【アクセス】
JR宇野気駅・西口より徒歩8分。
国道8号線白尾交差点角。

【営業時間】
営業時間 昼11:30~14:30 夜17:00~19:30

【定休日】
月曜日と毎月第一火曜日
なお月曜日が祝日の場合は営業して翌日が休業日となります火曜日

【ひとり分の平均的な予算】
昼 900円~1500円

【予約】

【クレジットカード】
不可

【個室】

【席数】
39席(テーブル5卓、小上がり2卓、カウンター3席)

【駐車場】
有 6台以上駐車可

【煙草】
禁煙

【アルコール】

【店のホームページ】
なし

※この記事は蕎麦鑑定士の試験として年間4件以上のレポートを義務付けられておりそのひとつです。なお、蕎麦WEBのほうにはレポート提出と同じ内容を当サイトにも掲載することを許可を得ています。

石臼自家挽き蕎麦 亀屋(かめや)
石川県かほく市白尾ハ6-1
連絡先(TEL)076-283-0866
営業時間 昼11:30~14:30 夜17:00~19:30
※定休日は月曜日と毎月第一火曜日
なお月曜日が祝日の場合は営業して翌日が休業日となります